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​~自律神経の守り方

原理と原則
対策①寝不足は怖い

常に体がダルい、酷い肩コリ、不眠、頭痛、漠然とした不安感、イライラ、、、

 

これらの症状に心当たりのある方は、自律神経系のバランスが崩れているかもしれません。

 

自律神経系のバランスが崩れると、心身に様々な不調を来します。

 

そこで、自律神経系を守る為の具体的な方法と、

 

何故そうすると良いのかという理由をセットにして、

 

効果が高く取り組みやすいものを厳選して6つほど紹介していきます。

 

お困りの症状がある方はもちろん、今は元気な人にも役立つ内容です。是非お役立て下さい。

 

まずは大まかに、なぜ自律神経系が不調をきたすのか、そして自律神経系が不調をきたすとなぜ色々な症状が出るのかを知っておきましょう。

 

自律神経系の役割は、体の内と外の状況変化に合わせて、常に体が適切な状態でいられるように、各種臓器や器官に指令を出して調整を行う事です。

心臓や呼吸の調節、体温の維持、食事をしたら消化と吸収、ストレス対応をするなど、文字通り24時間休まず自動で働きます。

沢山調整しなければいけなくなると当然負担になり、それが続き回復が間に合わなくなると不調がでます。

自律神経に不調が出れば、指令を受けていた各種臓器や器官にも不調がでます。それが様々な症状となって現れるわけです。

 

という事は、何が負担になるかを知り、それらに気をつける事ができれば、負担を減らし崩れたバランスを良い状態に持っていく事が出来るというわけです。

現代社会において特に負担の大きいポイントに絞ってお伝えします。ぜひご活用下さい。

 

 

 

 

 

《夜更かしをしない》

自律神経には交感神経と副交感神経という2種類があります。

基本的に、交感神経は体を活発に動かす方向に、副交感神経は休息する方向に体を持っていく性質があります。

自律神経の活動には1日の中で体内時計に合わせた自然な波があります。

本来、日中は交感神経が優位に働き体が活動しやすく、

夕方以降は副交感神経が優位に働き、休息し回復能力を働きやすくするようになっています。

しかし夜遅くまで活動していると、いつまでも交感神経の働きが優位になってしまい、本来の自然なリズムが乱れてしまいます。

夕方以降に副交感神経の働きが出にくくなると上手く体を休める事が出来なくなります。

副交感神経の働きが弱くなると、寝付きが悪くなったり寝ても回復し辛くなります。

そうするとさらに、日中の交感神経の働きも乱れ、動きたいのに動けない。体がダルいとなるわけです。

たかが夜更かし。されど夜更かしですね。

 

 

 

《スマホは寝る1時間前にはやめる》

テレビやパソコン、タブレットなど、画面から出ている強い光(ブルーライト)が悪さをします。

特にスマホは眼と画面の距離が近づきやすいのでタチが悪いです。

ブルーライトは太陽光にも含まれる成分で、人は太陽光を浴びると「よーし活動するぞ!」というスイッチ(交感神経)が入ります。

寝る前にこのスイッチがオンになってしまうと、睡眠の質がとても低下します。

寝ても体が回復し辛くなります。もちろん寝つきが悪くなったりと不眠の原因になるわけです。

最低でも寝る1時間前からは強い光を浴びないように心がけましょう。

 

 

 

《寝る3時間前には食事を終わらせる》

自律神経は24時間休まず働いています。1日の中で唯一仕事量が減り、回復に力を割けるようになるのが睡眠時間です。

睡眠中は副交感神経の働きによって体はダメージの修復を行います。

この時、副交感神経のもう1つの働きである消化と吸収がまだ終わっていないと、仕事が増えるため回復に集中できなくなってしまいます。

結果、睡眠時間は確保できているのに、朝起きた時に疲労感が残っているなんて事になります。

食べたものを消化するには、胃の中だけでも最低3時間はかかります。

 

就寝3時間前までに夕食を済ませておば、少なくとも胃に食べ物がない状態で眠ることができます。

 

 

《適度な運動》

自律神経の仕事において優先順位が高いのが血流の管理です。

血液は酸素、二酸化炭素、栄養素、熱などを運び、免疫にも深く関わります。

血流が良好だと自律神経の負担は減ります。

逆に、長時間座りっぱなしなどで血流が悪くなると負担が増えます。

これが長い時間座っているだけでも疲労感を覚える原因の1つです。

心臓より低い所を巡る血液を重力に逆らって心臓に戻すには、ふくらはぎの筋肉の伸縮動作が大切なカギになります。

座りっぱなしや立ちっぱなしだとその働きが出難くなります。

 

少し歩くだけでもふくらはぎに刺激が入ります。

 

同じ姿勢が長時間続く場合は、最低でも1時間に1回は体勢をリセットし、

 

数分でもいいので少し歩いたり、下半身の屈伸運動を数回入れるなどして血流を促しましょう。

 

 

《眼を休める》

眼の機能は自律神経と密接に関わっています。

涙の分泌、ピントの調節、眼に入る光量の調節、これらは自律神経が行っています。

つまり眼を酷使するという事は自律神経(脳)を酷使すると同じ事なのです。

人の眼は本来、近くを見るより遠くを見る方が負担なくできます。

何故なら、最低でもおよそ499万年間は、遠くを見る能力、早く外敵を見つける能力が生存確率を高める環境に生活してきたからです。

 

逆に、近くを見続けることは負担が大きいのです。

 

現代人の生活は近くを見る事が非常に増えています。意識的に眼を休める事が大切になります。

 

1時間に1回、数分間遠く(6メート以上)を見るようにするだけでも負担は減ります。

 

眼を温める事も疲労回復にはとても効果的です。

眼を休める事で自律神経への負担を減らしていきましょう。

 

 

 

《嫌な事からはしっかり逃げる》

自律神経の大切な働きの1つに危機対応があります。

危険が身に迫った時に、逃げるにしても戦うにしても、運動能力を発揮しやすい体の状態になっている必要があります。

恐怖や不安、緊張や興奮に反応して主に交感神経が行う仕事です。

このように精神的負荷(ストレス)に対応するのも自律神経の仕事なのですが、当然これらの負担が続けば自律神経のバランスは崩れます。

 

動物にとって危険から身を守る1番の方法は、危険から距離を取る事です。

 

安全圏まで逃げる事で安心する事ができます。安心できたら交感神経の興奮が落ち着き、本来のバランスに戻る事ができます。

 

人間も動物です。ですが人間は逃げる事が下手です。特に日本は逃げる事を許さない雰囲気が強く漂っています。

 

せめて11回は、ストレスの元から物理的にも心理的にも距離をとって『ほっ』とする時間を作って下さい。

ストレスの元を解決しようとなんてしなくていいです。

5分から10分程度でいいので、安心出来る空間に身を置いて、嫌な事をその時だけ頭から追い出し『ボケ〜〜〜』っとする時間をとりましょう。

嫌な物事から意識して距離を取る時間を確保する事が大事です。

何か他の事をしてストレス発散するのも悪くは無いです。しかしそれによって興奮したり緊張したり、かえって気を使ったりすると本末転倒ですので注意して下さい。

ただ『ボケ〜〜』っとするのも難しいという人は、瞑想がおすすめです。

 

 

 

以上が自律神経系を守る具体的な取り組みになります。

もちろんこれ以外にも色々な方法があります。

ご自身の性格や生活スタイルに合わせて、自分なりの取り組みやすい方法を見つけてみるのもいいですね。

 

 

《メンタルも壊す自律神経失調》

補足になりますが、自律神経系への負担を放置していると、免疫力が低下してきます。

さらにそれはセロトニンの減少も引き起こします。

セロトニンは精神の安定や安心感や平常心、頭の回転をよくして直観力を上げるなど、脳を正常に働かせる鍵となる脳内物質です。

 あまりにも疲れてくると思考力が低下したり、情緒不安定になったりするのはこの辺りの影響もあります。

セロトニンは睡眠のリズムを作るメラトニンの原料でもあります。自律神経系の失調を放置していると睡眠にも問題を起こす原因がこの辺りにもあります。

 

 

 

 

 

《まとめ》

自律神経を守るには、①ダメージを減らし、②回復力を高める事が大切になります。

現代人の生活環境や生活習慣を考えると、ダメージを減らしていく事は容易ではありません。だからこそ、取り組みやすいセルフケアを見付けて頂いて、一つでも良いので気軽に試してみてください。

回復力を高めるには睡眠の質を高める事がとても大切なポイントになります。

 

良質な睡眠は自律神経にとっても、大切な休息時間になります。

 

睡眠時間の確保と同時に、睡眠の質を低下させる行動にも注意して、自律神経が回復できる良質な睡眠をとっていきましょう。

 

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

当院では独自のハリ治療により、自律神経の異常興奮を直接沈める施術や、眼精疲労を取り除く施術を行なっています。

施術には手足の末端のツボを使うので着替えは不要です。

もしお困りの症状などありましたらお気軽にご相談ください。

対策②強い光は注意
対策④血行不良を避ける
対策③食事のタイミング
対策⑤眼と自律神経
対策⑥逃げるが勝ち
メンタルも壊す自律神経失調》
まとめ
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